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GANTZ(ガンツ) 第377話 プロメテウスの憂鬱
各国一般人の外国語セリフ(翻訳・和訳)

2013/02/14 2013/02/19

このページでは、『GANTZ』第377話「プロメテウスの憂鬱」に登場したTV中継のリポーターおよびその視聴者たち(世界各国のお茶の間、屋外スクリーン前にいる観衆)が発した外国語セリフの翻訳を掲載しています。

対象 原文 和訳 備考
11P目3コマ目
 - 男性TVリポーター
 What language has
 he spoken ?
 Hindu ? Korean ?
 He is giving the word
 "クロノケイ" repeatedly.
 先ほどの彼は何語で話して
 いたのでしょうか?ヒンディー語?
 それとも韓国語でしょうか?
 何やら“クロノケイ”なる
 単語を繰り返している模様です。

英語

話される国・地域

  • イギリス
  • アメリカ
  • カナダ
  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • アイルランド
  • 南アフリカ共和国
  • シンガポール
  • その他多数

 リポーターらしくなるよう、ニュアンスを少し付け足しながら訳しています。

 なお、英語の原文において「Kurono Kei」ではなく「クロノケイ」とカタカナ表記されている理由については、外国人にとっての「耳に聞こえたまま」の発音を表現した趣旨と解釈できるほか、「世界中の人間が玄野計の名前を呼んでいる状況」を読者が一目で理解しやすいよう配慮した工夫だとも捉えられます。

12P目1コマ目
 - 
 クロノケイ  

小説版のネタバレ注意

 

 

 この後、軍神の要求のせいで玄野が「人類の命運の鍵を握る立場」に立たされるわけですが、その意味では小説『GANTZ/MINUS』における「クロノケイ=鍵」発言の伏線が、今週で一応は回収済みになったとも言えそうです(決闘の勝敗と人類の行く末はともかくとして)。

 もちろん、小説における「鍵」の意味が完全に明らかになったとは言えませんので、その先の秘密がまだ玄野に隠されているのかが今後も気になるところではあります。

 なお、この見開きで玄野の名を「キー」とか「キイ」と発音してしまう外国人が描かれている辺りからも、さりげなく上記の伏線が意識されているように感じられます(笑)。

 -   クローノキー  
12P目2コマ目
 - 
 カロノキイ  
12P目3コマ目
 - 
 クロノケー  
 -   クロノ  
13P目1コマ目
 - 
 キローノ……  
13P目2コマ目
 - 
 クノケイ……  
2013/02/19 セル追加

16P目2~4コマ目
 - 軍神が最高指導者を殺害するシーン

2013/02/19 追記

 このシーンについてのご質問を拍手コメントにてお寄せいただきました(2013/02/19 01:28、H.N.氷川さんより)ので、私なりの解釈を記した回答を載せておきたいと思います。私なりの解釈、といっても本来は大袈裟にするほどのものではなく、きっと多くの読者の方とそう大差ない受け取り方をしていると自分では思っていますが、少しでも迷われた方が他人の意見として参考にしやすいよう、あえて詳しめに書いておきました。

 Q  翻訳乙です。ところで377話でイヴァ・グーントが巨人の最高指導者を殺したのは何故でしょうか? あのシーンはセリフがないのでよく分かりませんね

 A  コメントとご質問ありがとうございます!

 あのシーンは、「母船の自爆」などということを勝手に言い出した軍神を最高指導者がなだめて思いとどまらせようとしたところ(厳密には、3コマ目で軍神の両肩をがっしり掴んで揺さぶりながら「無茶を言うな」「正気になれ」という風に強めの態度で説得または命令をしている様子に私には見えましたが)、軍神がそれを「邪魔するな」という風に殺したものではないかと思われます。

 殺すほどではない気もするところですが、ここで極端な行動を取らせることによって、軍神の“冷酷さ”を強調すると共に、自爆の件につき“本気”であること、また、いかにも“暴走”している雰囲気を読者に伝えるために挿入されたシーンだと想像されます。

 ちなみに、「なぜ軍神を止めに入ったのか」という最高指導者の動機に関しては、そもそも軍神が指揮系統を無視して独断で話を進めようとした点自体をとがめた、ということも一つにはあるのでしょうが、実質的には、「同じ母船に乗っている大勢の同胞(市民)たちの命が巻き込まれるのを防ぐため」とか、「単に自分が(そんな形では)死にたくなかっただけ」とかいうことが考えられます。

 なお、上記のうち後二者については、最高指導者の性格描写が事前に全くなされないままでしたので、いずれが(主たる)動機であったかを絞り込むのは難しいと思います(ただ、これまで描かれた巨人の大半が地球人をどう扱っていたかを見る限り、少なくとも「地球側の罪なき市民に対する配慮」などで「ない」ことだけは確かだと言えるでしょう)。

20P目1コマ目
世界のお茶の間A
 - 男性(?)
 Go now quickly, クロノ!!
 What a hell do you think
 you're doing!!
 今すぐ行けよ、クロノ!!
 一体 何をしてやがるンだ!!

英語

 カタカナ表記の理由については前述のとおりです。

 言葉遣い(特に男性か女性か)を決定する必要上、誰のセリフであるかを独断で割り振ってあります。ご自分の想像と違った場合は、語尾を適当に置き換えてください。以下、同様です。

 テレビで同時通訳が流れたのでしょうか、「クロノ」が人名であること(しかも姓名の区切り位置まで)や軍神の要求内容もどうやら把握している様子です。

 - 子ども(?)
(TV音声とも)
 クロノ!!  クロノ!!
 - 女性(?)
(TV音声とも)
 Oh, my God!!  ああ、何てことかしら!!
20P目2コマ目
世界のお茶の間B
 - 夫婦
 अगवान……

 ↓正しい綴りは

 गवान……
 主よ……

ヒンディー語

話される国・地域

  • インド

 1文字目はどうやら誤植のようです。これを修正して「バガヴァーン」にすると、ヒンドゥー教における神の尊号として使われる言葉になるようです。「神よ……」とすれば分かりやすかったかも知れませんが、「主」という和訳が一般的なようです。

20P目3コマ目
世界のお茶の間C
 - 奥の老人(?)
(手前の女性とも)
 唉噢!地球上的
 人类都被它杀死啊!!
 ああ!地球の人間は皆
 アイツに殺されるンだ!!

中国語 ( 簡体字 )

話される国・地域

  • 中国
  • シンガポール
  • その他

参考
 (仮に繁体字の場合)

  • 台湾
  • 香港
  • マカオ
  • その他
 - 手前の男性から奥の(義)父に対して(?)  我们应该怎么办哪!?  僕たち どうすれば!?
21P目1コマ目
世界のお茶の間D
 - 右の男性
 Ye Gods!!  なンてこッた!!

英語

21P目4コマ目
屋外スクリーン前
 - 観衆
 Oh!
 my God!!
 ああ!
 何てことだ!!

英語

 - 観衆  The human race
 will be destroyed
 by them!!
 人類は
 ヤツらに滅ぼされて
 しまうぞ!!
 - 観衆  It's over!!  もう終わりだ!!