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GANTZ(ガンツ) 第334話 非可逆生命
関根誠人の英会話(翻訳・和訳)
このページでは、『GANTZ』コミックス第31巻334話の中で関根誠人(せきね まこと)がアメリカ・ニューヨークチームの男性と英語で交わしたセリフの和訳を掲載しています。
当サイトのメインテーマはあくまで「巨人語」の翻訳ですが、「普通に英語で書かれているセリフ」の翻訳を全く扱わないというのも、どことなく本末転倒の感がありますし、翻訳はコミックスにも載っていないだけに、不便を感じる方が少なくないのではと想像しました。
そこで一応、このような「おまけページ」という形で用意してみました。
なお、第334話の巨人語の翻訳についてはこちらをご覧ください。
対象 | 原文 | 和訳 | 備考 | |
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15P目2コマ目 - アメリカチームの男A |
Hey, are you Chinese? Or are you Korean? |
やあ、 君はチャイニーズ? それともコリアンかな? |
チャイニーズ いかにも「欧米人が発したセリフ」という感じを残すため、敢えてこのような外来語(カタカナ言葉)風にしておきました。 |
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What's going on in China right now? |
中国のほうでは今 どンな 状況だい? |
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15P目3コマ目 - 玄野計B |
あ…マ… マイネーム イズ… |
あ…わ… わたしのなまえ は… |
玄野計の英会話(?)も貴重ですので一応挿入しておきました(笑)。 |
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クロノ ……… で…ッと |
クロノ ……… で…ッと |
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15P目4コマ目 - アメリカチームの男A |
What? Hey, I don't speak Chinese. |
何だッて? おいおい、 中国語は よしてくれよ。 |
I don't speak Chinese. → 直訳すると「俺は中国語を話さない(話せない)。」となりますが、ここでは「(とてもじゃないが)中国語で話されても分からない(から勘弁してくれ)。」というニュアンスで意訳してみました。 2013/03/24 改訂
1つ目のセリフの和訳を原文のレイアウトと似るよう見直しました。 |
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え? おいおい、中国語は よしてくれ。 |
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Can't you speak English? |
英語は話せない のかい? |
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16P目1コマ目 - 関根誠人 |
Sorry, | これは失礼、 |
関根の言葉遣いに関しては16P目3コマ目の備考欄にて後述しています。 |
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I'll do the talking here. |
ここでは 俺が話します。 |
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16P目2コマ目 - アメリカチームの男A |
So there is someone around here that speaks English.
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それじゃあ そッちにも 英語の話せる 奴は居るッてわけだな。 |
玄野に英語が通じず(一瞬ですが)困惑した流れを受けていることからすると、ここでは「is」に強勢が置かれていると想像されます。 また、更に穿った見方をすると、「(やれやれ、今までどこに隠れてた)やっと英語の話せる奴がお出ましか。」という風な、やや皮肉めいたニュアンスが込もっているようにも思えます。 around here 「この辺」という意味です。遠隔地と言えど、通信映像を利用し十分な臨場感をもって会話できている状況では、きっと話し手(ここではニューヨーク)側のみならず聞き手(ここでは東京)側の周辺も「この辺」に含める言い方が可能なのでしょう。 |
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16P目3コマ目 - 関根誠人 |
We want to know how far you've advanced in your invasion. |
あなた達の侵攻が どこまで進んでいるのか 教えてください。 |
We want to know ... 直訳すると「~を知りたい。」ですが、これはいわゆる間接疑問(indirect question)のかたちですので、やや丁寧な尋ね方をしているとも受け取れます(ちなみにこれを直接疑問のかたちに直すと「How far have you advanced in your invasion?」となります。)。 そこで、関根のセリフを和訳するにあたっては、丁寧語をベースとした上で、一部に敬語も交えた言葉遣いにしておきました。 この程度の言葉遣いにしておけば、一方ではあくまで同じガンツ戦士として「対等」であること、しかし他方では「初対面の相手から重要な情報を分けてもらう立場」にあることを踏まえて(あるいは無意識的に)関根が選択したであろうスタンス(相手との距離感)が、丁度よい具合に表されるのではないかと考えました。 なおもちろん、上記の訳し方が絶対的に正しいわけではありません。各セリフの口調については、ご自身が抱いておられる関根のイメージに合わせて置き換えてみてください。 |
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16P目4コマ目 - アメリカチームの男A |
We've already found the weakness in their spacecraft. |
俺達なら とッくに 奴らの宇宙船の 弱点を見つけたぜ。 |
America(アメリカ) → 省略されていますが、当然ここでは「国家としてのアメリカ」というよりも、「アメリカ(ニューヨーク)のガンツチーム」を指しているハズです。 |
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America is about to play a little catch-up. |
今からアメリカは ちょッとした 巻き返しを演じるところさ。 |
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17P目2コマ目 - 関根誠人 |
We came to save the captured humans. We want to know where he's being held. Do you know? |
俺達は囚われた人達を救出するために集まッてます。 それで彼らが収容されてる 場所を知りたいンですが。 知ッてますか? |
he's = he is 前の文の「the captured humans」(囚われた人間達)という複数形を受けていますので、本来「they're」(= they are)と言うべきである気がします。 |
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17P目3コマ目 - アメリカチームの男A |
Ah, the map of the spaceship. |
ああ、宇宙船 の地図のことだな。 |
nicer folk → 単に話し方や素振りを見た印象だけで言ってくれているのか、救出活動という話の内容に感銘を受けて言ってくれているのか(あるいはその両方なのか)ハッキリとはしません。したがって、このセリフの具体的な受け取り方は様々で良いと思います。とりあえず解釈の余地を残すため、曖昧さをそのままに「気のいい連中」と訳しておきました。 ちなみに、ここでは関根個人に対する印象にとどまらず、それを通じて中国人「全般」に対するイメージが以前と比べ良いほうに変わったという意味で言っていると思われますので、「nicer folks」と複数形にするのが正しい気がします(仮に「全般」というほど広い意味ではなかったとしても、状況からして少なくとも東京チームの他のメンバー達のことは含めて言っているでしょうから、やはり複数形になると思われます。)。 なお、中国人と呼ばれているのは相手の誤解によるわけですが、それをわざわざ訂正することなく用件を済ませてしまう関根の態度は、日本人気質(?)の描かれ方としては妙にリアルな感じがします(笑)。 |
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Well, you Chinese are nicer folk than I figured you'd be, |
そうだな、君らチャイニーズは 思ってたより 気のいい連中みたいだから、 |
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17P目4コマ目 - アメリカチームの男A |
so I'll let you have the map. |
地図をやる としよう。 |
the human is → この文自体に誤りはありませんが、ここまでの話の流れからすると「the humans are」と複数形で言うほうが自然という気はします。 |
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I'll mark where the human is being held. |
人間の 収容所にはマークを 付けとくからな。 |