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GANTZ(ガンツ)
第326話 玩具少女
巨人語の翻訳

2010/10/14 2012/12/31

このページでは、『GANTZ』第326話「玩具少女」に登場した巨人語の翻訳を掲載しています。

P表記はコミックス準拠です

YJ46号との照合のために当Webページを閲覧される方へ】

P(ページ番号)表記はコミックス第30巻を基準としています。YJ掲載時のカラー扉絵を01P目としてカウントした場合、コミックス第30巻に収録された分と比べ1ページ分のズレが生じることになります。そこで、扉絵は除外してカウントしていただくか、当Webページ内のP表記に「1」を加えることで、正しい情報としてご覧いただけます。

  • コミックス第30巻でご覧の方 → そのままで大丈夫です。
  • YJ46号でご覧の方 → P表記に「1」を加えて読み替えてください(例:01P目1コマ目→02P目1コマ目)。

対象 原文 備考
英訳 和訳
2011/02/07 セル追加

01P目1コマ目


 既出です。

 詳細は0325話12P目(1)(a)をご参照のこと。

 PRIMAL
  SCREEM
 原始の
  叫び(SCREAM)
2011/02/07 セル追加

03P目(見開き左頁)

(1) 左上の2行

 既出です。コミックスでは頭の「P」は裁ち切られています。

 詳細は0325話12P目(1)(a)をご参照のこと。

 PRIMAL
  SCREEM
 原始の
  叫び(SCREAM)
(2) その下の2行

 既出です。

 詳細は0325話13P目(1)(b)をご参照のこと。

 FROM SPRING
  TILL SUMMER
 春から
  夏まで
(3)
2012/01/22 セル追加

右下の3行

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 判別が困難な箇所は推測により補完しています。

 このコマで直接的に見えているのは

 ADULT
 YOUNG
 CHILD

という部分だけですが、注意深く0325話13P目(1)(c)0325話29P目1コマ目(3)といった他のコマとも照らし合わせると、実は上記3行の右側の陰にも、空白スペースを挟んで別の3行が存在することが確認できます。

 特に後者の0325話29P目1コマ目(3)からは、概ね

 ADULT ****
 YOUNG ***
 CHILD *** *

 という感じに表示されているらしいことが分かります。

 これらは一見して「年齢による料金区分」を表しているように推測されますので、以下では基本的にこの見方を前提にして考察を進めたいと思います。

 ADULT
 YOUNG
 CHILD
 備考欄及び以下の欄をご参照のこと。
備考欄における説明の便宜上、0325話29P目1コマ目(3)のほうで存在を確認できる「右側の陰にある3行」を統合したもの(上の英訳欄で補完済みの文字もついでに統合)



 【A】「年齢による料金区分」と解釈した場合(最も自然)
 ADULT ****
 YOUNG ***
 CHILD *** *
 大人
 青年(YOUTH)
 子供

 (「*」部分はそれぞれの料金額で最終行末尾の1文字は通貨記号と見る)
 大人
 中人
 小人

 (日本語としては、こちらの書き方のほうが料金区分の表示であることが伝わりやすいかも知れません)
 【B】左右のブロックは全く独立と解釈した場合(やや強引)
[左ブロック]
 ADULT
 YOUNG
 CHILD
 大人(ADULT)
 幼児(YOUNG CHILD)
 大人から
 子供まで

 (「FROM ADULT TO YOUNG CHILD」の意を込めた短縮表記と見る)
[右ブロック]
 ****
 ***
 *** *
 (不明。何かしらの宣伝文句であると想像することになります。)

 さて、中央に空白スペースが存在することはほとんど明白ですが、「*」部分の文字数や区切り位置は正確に判別できているわけではありません。

 ただ、「2行目が1行目より少し短いこと」については、比較的容易に肉眼でも確認できます。

 他方、「3行目末尾1字の手前に空白スペースが挟まれていること」については、果たして本当にそうなのか見え方が非常に微妙ではあるものの(YJではなくコミックスの印刷で0325話29P目1コマ目をご覧ください)、「料金区分」という線で考えるならば、以下の説明によってだいぶ確信を持ちやすくなるところではないかと思われます。

 まず、シニア料金等を別にすれば年齢層が上がるほど料金も高くなるのが普通ですから、今回の組合せでいうと料金は少なくとも「ADULT」≧「YOUNG」≧「CHILD」となるハズです。
 そして、料金がより高くなれば、それに応じて料金額の表示桁数が増えることもあり得ますから、この点を1行目と2行目の長さが違う理由として理解することができます。
 すなわち、「ADULT」の料金額は「YOUNG」のそれよりも高く、かつ桁数も多いのだと考えられます。
 ちなみに、料金額に2桁以上の開きがあることは通常考えられませんから、1行目と2行目の長さの違いは「1桁分」すなわち「1文字分」にとどまるであろうことも、同時に導くことができます。

 次に、もし3行目の「*」部分が全く空白スペースで区切られず一続きの文字列であったとしたら、2行目より3行目のほうが長くなってしまい、先ほどの「YOUNG」≧「CHILD」と矛盾してきます。
 したがって、やはり3行目末尾1字の手前には確かに空白スペースが存在するものと考えられます。

 最終行である3行目の末尾1字は、これらが料金額の表示であることを示すために付された、「通貨記号の類」である可能性が考えられます(つまり「¥」や「$」のことです。 このコマでは数字の頭にではなく末尾に付いているようですし、複数の意味を掛けられることを考えると、GANTZの巨人社会ではやっぱり「G」とかの設定でしょうか(笑))。

 ところで、これが「年齢による料金区分」を表したものだとすると、冒頭の和訳にも示したとおり「大人/青年/子供」あるいは「大人/中人/小人」という感じに分けている趣旨だと考えられますが、ただ、その場合には「YOUNG」ではなく「YOUTH」を用いるほうが一般的かと思われます。

 「YOUNG」は基本的には形容詞ですから、大人と子供の中間の年齢層の者を指すときには、「THE YOUNG」(若者)という風に定冠詞を付けてそれ自体を名詞化するか、「YOUNG ADULT」(ヤングアダルト、若者)という風に別の名詞に掛かる使い方をすべきことになるかと思います。

 この広告では前者のような定冠詞は見当たりませんし、「*」部分の幅を考えると、料金額の数字に加えて「ADULT」という文字列まで入る余裕は到底無さそうですから、後者とも考えにくいです。

 もちろん、ここまで前提としてきた「料金区分」という見方を放棄すれば「YOUNG ADULT」の可能性も残ってはきますが、そうすると今度は1行目と3行目の「*」部分に一体何が入るのかという、解決困難な疑問が生じてしまいます(難点をより具体的に示すと、2行目の「*」部分はその幅からして「ADULT」だけで占められることになるでしょうが、そうなると、並列的に記載されているハズである3つの年齢層のうち「ADULT」と「CHILD」には何らかの付随的な記載が続くのに対し、「YOUNG ADULT」だけが何も無く、不自然に浮いてしまう形になります。)。

 結局のところ、正しくは「YOUTH」とすべきところを綴りや意味の似た「YOUNG」と誤植(または誤用)された可能性が大きいように思われます。

 より一般的と思われる「YOUTH」ではなく敢えて「YOUNG」が用いられている理由が誤植(または誤用)以外にあるのだとしたら、それはもしかしたら、これらの文字列が中央の空白で左右に分けられた、「全く独立の」文面だということなのかも知れません。
 これは先ほどまでの「料金区分」云々とは完全に異なる見方となります。

 この「左右独立の文面」という見方に立ち、既に判別済みである左側3行の意味だけを考えるとなると、「ADULT」(大人)と「YOUNG CHILD」(幼児)という分け方で見ることが一応可能かも知れません。
 このように分けると、やや強引ですが、「FROM ADULT TO YOUNG CHILD」が短縮された表記として、「大人から小さなお子さんまで楽しめますよ」的な触れ込みの趣旨として解釈できるでしょうか。
 そして、その解釈に基づいた意訳としては、「大人から子供まで」という感じになるかと思います。
 右側に関しては、これとは別に何かしらの宣伝文句が書かれているものと想像することになります。

08P目1コマ目 - 広告スクリーン
(1) 右端
(a) 画像表示領域の6行(前半3行と後半3行が離れている)





 BTO
 COMPUTER
 PC PARTS

 SPECIALTY
 STORE
 TWO TOP
 0323話09P目1コマ目(1)(b)と同じ
(b) 下段文字表示領域の4行




※文字の角度について備考欄をご参照のこと。

 アルファベット、数字その他記号の一覧表のようです。 タッチパネル式のスクリーンキーボードということでしょうか。

 アルファベットの並び順が英語とは微妙に異なる点が気になります。

 数字のほうは素直な並び順になっています。

 「0」も含め、数字は今回で本当に確定といえます。 線の長さ・角度の微妙な差異(例えば、「4」「9」に含まれる2本の縦線は左より右のほうが少し長い、など)を除けば、結局、形状はこちらの推測図どおりでした。

 文字の角度が所々基本から外れているものがあります。 「C」「L」は90度、「F」は180度、「K」は270度それぞれ右に回転しています。 「B」は左右反転しているようです。 これらが意図的なのか単純ミスなのかは不明です。

 「J」と推測される文字は、ここまで明瞭なかたちで載るのは初めてですが、上記の変則的な例があるせいで、これが本来の角度なのかは判断が付きにくくなっています

2010/12/05 追記

 どうやらこの角度で正しかったようです。
 2010/11/25発売のYJに掲載された0328話10P目2コマ目において「J」が初めてセリフで使用されたおかげで完全な形状を確認できました。

 「Q」と見られる文字については、恐らくここに載っているものが正しい角度だと思われます。 0309話20P目5コマ目(14)の文字は水平に自動調整されていたと考えれば「Q」の今回の角度は納得がいきます。

 なお、「J」と「Q」はまだ完全には確定していません。 この2つが相互に逆の文字である可能性も一応は残っていますので、ご注意下さい。

2010/12/05 追記

 上述した「J」の確定に伴い、「Q」も完全に確定しました。

 その他、気になる点としては、「B」「L」は本来あるべき線が欠落しているように見えます。

 ABCEFHIKLN
 DGJOPQRSTM
 ?VWXYZ,U!.
 0123456789
 ABCEFHIKLN
 DGJOPQRSTM
 ?VWXYZ,U!.
 0123456789
(2) 右から2つ目
(a) 上段







 0324話01P目1コマ目フロア案内板と同一と思われます。

 7
 GAKEI
 7(階)
 不明
 6
 PLAZA
 6(階)
 プラザ
 5  5(階)
 4  4(階)
 3  3(階)
 2  2(階)
 1  1(階)
(b) 下段

 (1)(b)と同じです。

10P目(見開き右頁) - 室内オブジェ
(1) 右下透明ディスプレイの文字左から

 空白スペースで区切ると「UNDER CONSIDERATION」となり「検討中」という意味になります。

 UNDERCONSIDERATION  検討中
 (UNDER CONSIDERATION)

 空白スペースで区切ると「FLOWING DATE」です。

 FLOWINGDATE  FLOWING→流れる/流出している
 DATE→日付
 
 INTERNET  インターネット
(2)
2011/02/07 セル追加

床の上に置かれた四角いオブジェの4辺の縁に1字ずつ記されている文字(ページの左側のものから時計回りに)及び中央の文字列

ページの左端


 4辺の文字のうち「R」と「B」は判別がやや困難で推測も入っていますが、これでほぼ間違いないはずです。

 和訳欄も推測に基づいています。

 大きさからして、上に乗って操作する体感コントローラー的な装置(?)ではないかと想像されます。

 「O** F***」は判別し切れていません。 「O」と「F」が大きめで残りの文字が小さめです。 何となくですが、「OUT FITS」(ただし、空白スペースが入らないのが正しい綴り)が当てはまるような気がします。 なお、末尾の文字はアルファベットではなく「5」以上の数字のようにも見えます。

 正しい文字の角度を考慮した図のようなものを薄いグレーの欄で示しておきました。

 F  前方(FORWARD)
 R  右(RIGHT)
 B  後方(BACKWARD)
 L  左(LEFT)
 O** F***  

ページの左端

F

L O** F*** R

B

ページの左端



左 O** F*** 右

2012/01/22 追記

【「O** F***」について】

 仮に上の推測どおり「OUT FIT」という文字列が含まれていた場合、装置の詳細としてはいくつかの可能性が考えられます。

仮説1:瞬間着替え装置説
 「OUTFIT」という英語には「服装、衣装」という意味があることから、SF作品に登場しがちな「瞬間着替え装置」のようなものかも知れません。

仮説2:コーディネート用の装置説
 「瞬間着替え装置」とまではいかなくとも、テレビ画面等に自分の姿と手持ちの服とを合成しながら次々と映し出し、その日のコーディネートを決めるのに役立つ装置なのかも知れません。

The Outfit Amazon.co.jp

仮説3:ゲーム専用コントローラー説
 あるいは、「The Outfit」というミリタリーアクションゲームが実在することから、ゲーム専用のコントローラー(またはゲーム機本体を兼ねたコントローラー)という意味合いなのかも知れません。末尾が数字のようにも見えると上で書きましたが、もし本当に数字だったとすると、架空(未発表)のナンバリングタイトルを遊び心で表したものなのかも知れません(ドラクエⅩⅣなどのように)。

仮説4:着せ替えゲーム説
 上の3説と少しずつ被りますが、女の子(巨人少女)のいる家庭ということで、「着せ替えゲーム」の(本体兼)コントローラーということも想像できます。

2012/12/31 追記

仮説5:「OUR FIT+」=Wii Fit Plus モジり説

 ここまでの仮説1~4は「OUT FIT」という文字列を仮定している点で共通しますが、

  • (1) 空白スペースが入るのは本来おかしい(英語の「OUTFIT」はあくまで1つの単語)
  • (2) 末尾の1字が既出の巨人語アルファベット・数字のいずれにも当てはまりにくい
という難点が残っていました。

Wiiフィット プラス (バランスWiiボードセット) (シロ) Amazon.co.jp

 そこで、上記の難点を同時に解決する新たな見方として、仮説5をここに追加したいと思います(2012/12/31)。

 これは、任天堂が同社のゲーム機『Wii』(ウィー)用に発売している『Wii Fit Plus』(Wiiフィット プラス)という、バランスボードの上に乗ってトレーニングするゲームタイトル(下図参照)が実在するところ、その名称をモジって『OUR FIT+』(アワーフィットプラス)としたものではないか、という説です。すなわち、「Wii」は「私たち」を意味する英語の「WE」と同じ発音(ウィー)であることから、この「WE」を主格から所有格へと格変化させた「OUR」(私たちの~)に置き換えたものなのではないか、と推測したものです。

 単語が複数なのであれば上記(1)はそもそも問題になりません。また、「+」(プラス記号)を意味する巨人語文字は初出ということになるので上記(2)はむしろ当然ということになります。さらに、上記の元ネタを念頭に置けば、「上に乗って操作する」タイプのコントローラーを思わせる形状についても、今まで以上に納得のいく説明が付くことになります。

 以上のことからすると、ここまでに挙げた全ての仮説のうち、この仮説5の信憑性が最も高いように思われます。

Amazon.co.jp
Wiiフィット プラス (バランスWiiボードセット) (シロ)
2012/02/23 セル追加

13P目2コマ目
巨人少女Bの学習机(?)正面の壁面スクリーン下部中央


2012/02/23 追記

 先に判別が完了していた0334話10P目3コマ目(1)~(3)(未読の方はネタバレにご注意ください)と同様、「BSDライセンス」の原文から抜き出したもののようです。

 「BSDライセンス」に関する説明は、こちら(Wikipedia)などをご参照ください。また、同ライセンスの原文と和訳文については、二条項BSDライセンスを使用している『FreeBSD』のこちらのページが参考になると思います。

 抜き出して用いられた箇所が良く分かるよう、「BSDライセンス」原文の一部抜粋を載せた上でハイライト線を引いておきました。

 ここで載せた原文の一部抜粋は、上でもご紹介した『FreeBSD』のこちらのページから引用しています。

 COPYRIGHT NOTICE,
 THIS LIST OF
Redistribution and use in source and binary forms, with or without modification, are permitted provided that the following conditions are met:

1. Redistributions of source code must retain the above copyright notice, this list of conditions and the following disclaimer.
2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright notice, this list of conditions and the following disclaimer in the documentation and/or other materials provided with the distribution.
14P目1コマ目
 - 巨人少女B


 
 BE NICE TO EACH OTHER.  仲良くするのよ。
14P目2コマ目
 - 巨人少女B


 1つの単語を複数の行に分割するためのハイフネーションと、それ以外のハイフネーションとでは表記上のルールが少し異なるようです。 前者の場合は、0312話07P目1コマ目備考欄で触れたとおり「 」(空白スペース)と「.」(ピリオド)の組合せで「-」(ハイフン)を表していると考えられるのに対し、後者の場合は「,」(コンマ)それ自体が「-」(ハイフン)との兼用文字として扱われているようです。

 TEE-HEE-HEE.  ウフフ。
2012/01/22 セル追加

29P目(見開き左頁)


 既出です。
 ただし、「FROM」の「FR」と「TILL」の「T」がハッキリと確認できるのは、このコマが初めてです。

 FROM SPRING
  TILL SUMMER
 春から
  夏まで
2012/01/22 セル追加

35P目(見開き左頁)

 
 O