サイトURLがhttps://glang.jp/に変わりました。
ブックマーク(お気に入り)の再登録をお願いいたします。

GANTZ(ガンツ)
第322話 連鎖の最底辺
巨人語の翻訳

2010/08/13 2012/02/23

このページでは、『GANTZ』第322話「連鎖の最底辺」に登場した巨人語の翻訳を掲載しています。

対象 原文 備考
英訳 和訳
08P目(見開き右頁)
広告ディスプレイ4つ(右側に並んだ3つと歩道をはさんだ所の1つ)

 <注意>
 見た感じでは、どうやらディスプレイの表示は右から左へスクロールしているようです。
 そのため、単語の途中で途切れていると見られる箇所がいくつもあります。
 推測が容易な単語は注意書きで補完してありますが、文脈不明につき個々の直訳は正しいとは限りません。
 全体として、パソコンのパーツ関連の用語が多い気がします。

(1) 3連の右端
(a) 上段文字表示領域の6文字
2011/02/07 追記

 コミックスでは末尾の「Y」は裁ち切られています。

 PRETTY  可愛い/非常に
2010/08/19 更新
(b) 画像表示領域の2行(大きめの4文字とその下にうっすらと見える1行)

 SABEはSAVEの視覚方言(黒人発音のつづり)かも知れません。

2010/08/19 追記

SABE

 0324話15P目(1)で「SABE CHIN」という文字列の存在が判明したことから、左記のとおり漫画家さんのお名前であることに間違いなさそうです。

 SABE  SABE(さべ)

(2009年1月28日に逝去された漫画家さんのお名前だと思われます。)
SABE先生の著作を
Amazon.co.jp
で検索してみる

検索結果ページ
↑2010/08/19
 不明。SAVE(救う)の間違い?
2010/08/19 追記

 13P目4コマ目左端のものや0324話15P目(1)と同じと思われます。 0324話15P目(1)で判明します。

2010/08/19 追記

SABE CHIN

 漫画家SABE先生の追悼本として『さべちん』というタイトルのショートギャグ作品集が出版されており、そこに『ブルメタルジャケット』(※「フ」ではなく濁点の入った「ブ」)という作品が収録されているようです。 この事実と、広告ディスプレイに表示されたヘルメットの画像が映画『フルメタル・ジャケット』に酷似していることとを併せて考えると、やはり左記の文字列と漫画家SABE先生との関連性は、ほとんど疑いのないものと思われます。

 SABE CHIN

(このコマでは判別不可)
 さべちん
Amazon.co.jp
さべちん (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL) [コミック]
フルメタル・ジャケット [DVD]
スターシップ・トゥルーパーズ [DVD] フルメタル・ジャケット [Blu-ray]
スターシップ・トゥルーパーズ [Blu-ray]
(c) 下段文字表示領域の4行


2011/02/07 追記

 コミックスでは各行末尾の1字(すなわち「T」「E」「T」「D」)は裁ち切られています。

 USE OF T  USEが他の単語の末尾でなければ、「~の使用」
 OLOR THE  COLOR(色)?
 SUPPORT  サポート
 FLANKED  側面から攻撃された
(d) ディスプレイ筐体下部のプレート(?)に刻印された大きめの4文字

 「NGSK」という文字列は各ディスプレイ筐体の下部に共通して大きく刻印(?)されています。
 以下、省略します。

2010/10/03 追記

NGSK

 NAGASAKI(長崎)の母音を省略したものという気がしてきました。 作者である奥浩哉先生は九州(福岡県)ご出身ですし、長崎へは最近旅行にも行かれたようですし(Twitter情報)。

 「NGSK」でネット検索するとヒットする、精密板金加工の『株式会社長崎工業』も少し気になります。 ショーケースを受注生産している会社のようなので、ひょっとしたら何か関連があるのかも知れません。

 NGSK  不明
2011/02/07 セル追加

(e) ディスプレイ筐体下部のプレート(?)に刻印された大きめの4文字(NGSK)の右横の2行


 判別が非常に困難ですが、一応このように見えました。

 信頼性はかなり低いのでご注意ください。

 コミックスでは文字列の右端が裁ち切られてしまっていますが、この「NGSK」プレートは全ての広告ディスプレイ筐体に共通すると思われるので、ここでまとめて扱っています。

2011/03/26 挿入

「CENTERERE*ER」
 「CENTER」で区切れば「中心(の)」という意味ですが詳細は不明です。

2011/03/31 挿入

 2011/03/31掲載の0337話18P目(3)(b)のおかげで1行目末尾の6文字「EREVER」及び2行目末尾の5文字「OSIKU」が確定しました。

2011/03/04 追記

 なお、判別作業はYJで行ったものです。 コミックスのサイズでは判別は益々難しいと思われますので、ご注意ください。

 CENTEREREVER
 **NEKOSIKU
 不明
↑2011/03/31
 CENTERERE*ER
 **NEK*SIK*
2011/02/07 セル追加

(f) ディスプレイ筐体下部のプレート(?)に刻印された大きめの4文字(NGSK)の下の1行

 IKMETOROPLAZA ***** *000 00XX  IKメトロプラザ

 判別が困難です。

 「IKMETORO」の部分までは、これで間違いないはずです(09P目の広告でも確認できます)。
 それに続く「P」は0315話10P目1コマ目(3)も参考にしています。

 「METOROP****」に入る文字列の可能性としては、「METOROPOLIS」または「METOROPLANT」が考えられます(ただしこの場合、「METORO」は「METRO」が正しい綴りとなるはずです)。

2011/03/26 挿入

IKMETOROPLAZA

 最近改めて判別を試みた結果、末尾の5文字は「PLAZA」であることが、ほぼ確信できました。

 そして、この「METOROPLAZA」→「メトロプラザ」というのは恐らく、東京池袋の『メトロポリタンプラザ(METROPOLITAN PLAZA)』に由来する気がしています(IK→IKEBUKURO=池袋の意味、という推測に基づきます)。

 その後に続く部分は数字の羅列のように思えますが、確信は持てません。
 なお、「0」は0315話10P目1コマ目(6)を手掛かりとした推測です。

2011/03/26 挿入

 「***** *00* **X*」文字数と空白スペースの位置に関しては確信が持てています。 判断を保留した「*」部分にも「0(数字のゼロ)」がまだ幾つか含まれるように見えます。 上記2つの「0」のうち1つ目は0315話10P目1コマ目(6)も参考にしたもので、2つ目はこのコマ(0322話08P目)自体で判別できたものです。

2011/03/31 挿入

 2011/03/31掲載の0337話18P目(3)(c)で空白スペース含む末尾8文字が「000 00XX」であることが確定しました。 やはり「0」が多いようです。

2011/03/04 追記

 なお、判別作業はYJで行ったものです。 コミックスのサイズでは判別は益々難しいと思われますので、ご注意ください。

↑2011/03/31
 IKMETOROPLAZA ***** *00* **X*
↑2011/03/26
 IKMETOROP**** ***** *0** ****
↑2011/03/26
(2) 3連の中央
(a) 上段文字表示領域の6文字  
 SETUPS,  セットアップ
2010/10/03 セル挿入

(b) 画像表示領域の1行(画像ごと右に90度傾いています)


YJでは判別不可

 これと同一と思われる広告が0315話01P目(1)で初登場しています。 ここで判別不可の文字はそちらでご確認下さい。

2011/03/04 追記

 YJの印刷では判別不可でしたが、コミックスのほうでは判別可能です。

 AND MORE  そして もっと
(c) 下段文字表示領域の4行


 
 IC BLUE  BLUE→青

 ICが他の単語の末尾でなければ、ICチップのICでしょうか?
 なお、「IC BLUE」でネット検索すると企業名がいくつかヒットはします。

 E S SAN  不明  
 S AN LG  
2010/08/31 追記

LG

 「LG」はLGエレクトロニクス社のことだと思われます。 そして、その前の「AN」はおそらく不定冠詞(※「LG」の発音は「el jee」と母音で始まるため、不定冠詞が付くとすれば「A」ではなく「AN」となります)であり、「LG」の後に同社の製品名などが続いているのではないかと思われます。

 MEMORY  メモリー(MEMORY)

 補完するとMEMORY(メモリー)だと思われます。

(3) 3連の左端
(a) 上段文字表示領域の3文字
2010/08/31 追記

SLI

(i) Scan Line Interleave
3Dfx社の3次元グラフィックス専用ビデオカード「Voodoo2」の機能の一つ(1998年発表)。

(ii) Scalable Link Interface / Scalable Line Interconnect
(3Dfx社を買収した)nVIDIA社が開発したデュアルグラフィックカード技術(2004年発表)。

 (i)は古すぎるので、ここでは(ii)を指していると思われます。

 SLI  SLI
(b) 画像表示領域の大きめの4文字

 既出です。 08P目(1)(d)をご参照のこと。

 NGSK  
(c) 下段文字表示領域の4行


 
 OW CLA    
 GIGABYTE  GIGABYTE(ギガバイト)

 補完するとGIGABYTE(ギガバイト)だと思われます。

GIGABYTE
(ギガバイト)

 実在するマザーボードメーカーの名称です。

 BOARD H  ボード  
 FOUR DD  4つの  
(4) 歩道をはさんだ所の1つ
(a) 画像表示領域の6行    

 ここでは判別が困難です。 もっとも、0323話09P目1コマ目の表示内容と同一と思われます(文字数が符合するので、まず間違いないはずです)ので、そちらをご参照下さい。

2011/03/04 追記

 YJの印刷では判別不可でしたが、コミックスのほうではある程度の判別が可能です。

   
(b) 文字表示領域の4行


 
 MAKING  メイキング  
 WHITE  白い  
 BRIDGE  ブリッジ  
 SOCKET  ソケット  
2011/02/07 セル追加

09P目(見開き左頁)
広告


 08P目(1)(d)以下をご参照のこと。

 NGSK
 IKMETOROPLAZA
 
2010/10/03 セル追加

10P目1コマ目 - 広告9つ

(1) 左上








 画像は異なりますが文面は4コマ目の長髪巨人兵士( 軍神イヴァ・グーンド )の広告と同じと思われます(1行目の「STAND UP」はこのコマでも判別できますし、それ以降の部分も文字数から改行位置まで全て一致していることが確認できます)。

 なお、0323話08P目1コマ目左上の広告、0324話05P目(2)と同一です。

 詳しい説明は4コマ目備考欄のほうをご参照ください。

 STAND UP

 BRAVE MEN
 FIGHT WITH
 ARMS IN
 THE HAND
 THE FUTURE OF
 THE GLORY
 IS OBTAINED
 立ち上がれ

 勇者達よ
 武器を
 手に取って
 戦え
 栄光の
 未来を
 掴むために
(2) 左下
(a) 画像表示領域の2行

 既出です。
 ・初登場コマ→0315話01P目(2)
 ・最明瞭コマ→0315話08P目1コマ目(1)

 TOOTH FAIRY COMES
 BITE
 歯の妖精がやってくる
 噛む
(b) 文字表示領域      
(3) 右下7連の左端
(a) 画像表示領域      
(b) 文字表示領域


 ほぼ既出です。
 「WHITE」の後に新たな1字の存在が判明すること以外は、08P目(4)(b)と同一です。

2011/03/04 追記

 YJの印刷では判別が難しかった「WHITE」の後の1字は、コミックスのほうで「C」であることが判明しました。

 MAKING
 WHITE C
 BRIDGE
 SOCKET
 
(4) 右下7連の左から2つ目
(a) 画像表示領域の四隅に映った大きめの4文字(左上から「Z」字方向に読むと)


 このコマ以外でも何度か登場しています。

 NEWS  ニュース
(b) 文字表示領域


 08P目(1)(c)とほぼ同じと思われます。

2011/03/04 追記

 ここはYJよりコミックスのほうが判別しやすいです。

 USE OF T
 OLOR THE
 SUPPORT
 FLANKED
 
(5) 右下7連の左から3つ目
(a) 画像表示領域      
(b) 文字表示領域      
(6) 右下7連の真ん中
(a) 画像表示領域      
(b) 文字表示領域      
(7) 右下7連の右から3つ目
(a) 画像表示領域      
(b) 文字表示領域      
(8) 右下7連の右から2つ目
(a) 画像表示領域      
(b) 文字表示領域      
(9) 右下7連の右端
(a) 画像表示領域      
(b) 文字表示領域      
2010/08/17 セル追加

10P目2コマ目 - 広告ディスプレイ2つ

(1)
2011/03/04 セル挿入

右(吹き出しに隠れている)

(a) 画像表示領域

 特大フォントの「C」という特徴からして、17P目5コマ目(1)(c)で後述する「CUPA COLA」(なお、0315話11P目1コマ目(3)もご参照のこと)の頭文字という気もしますが、その次の文字が「U」には見えない(どちらかというと「G」に近い)ため、現時点では不明です。

 C*  
(b) 文字表示領域(前半4行と後半2行が少し離れている)





 最終行末尾の文字は、わずかに見える断片から「A」ではないかと思われます。「原文」欄のマウスオーバーで検証しやすくしておきました。

 NOW
 , GIGABYTE
 G BOARD
 FOUR

 A 24 PH
 OUR PCA
 
(2)
文字表示領域の5行(前半2行と後半3行が少し離れている)





 
 SLOTS, F  スロット  
 2OZ COPPER PCB  2OZ COPPER PCB

(備考欄をご参照のこと)

2OZ COPPER PCB

 = 2オンス銅製プリント基板。

 冷却性能が高いそうです。 上のほうで名前が出ているGIGABYTE(ギガバイト)社もこれでマザーボードを製造しているようです。

OZ = OUNCE(オンス)の略。

COPPER = 銅。

 なお、数字の「2」に対応する巨人語文字の形状については、こちらの「解読過程 数字」のページで推測していた内容とも符合しており、確定と考えて良さそうです。

 SLI OR CROSSFIRE  SLIまたはCrossFire
2010/08/31 追記

SLI → 既出

2010/08/31 追記

CrossFire

 ATI Technologies社が開発したマルチGPU技術。

 BEEFY CO    
 WATERBLOCK  WATER BLOCK

WATER BLOCK

 = (CPUやVGAなどの)水冷クーラー。

 GIGABYTE(ギガバイト)社も製造しているようです。

2011/03/04 修正

 よく見ると原文では空白スペースが入っていなかったようなので、英訳欄もそれと忠実に合うよう修正しました。

10P目4コマ目
長髪巨人兵士( 軍神イヴァ・グーンド )の映った巨大ディスプレイ
スポンサーリンク








 画像は異なりますが文面が共通すると思われるものとしては、0322話10P目1コマ目(1)、0323話08P目1コマ目左上の広告、0324話05P目(2)があります。

2011/03/04 修正

 よく見直したところ、「STAND UP」の部分だけフォントサイズが大きいうえに、それ以降の文との間にスキマも設けられているようなので、見出しと本文の区別がハッキリ分かるよう修正しました。

 また、原文の雰囲気に近くなるようセンタリングを施し改行も追加しました。

2011/03/04 追記

 見た目を揃えているとはいえ英訳と和訳の語順は異なりますので、単語の位置関係は必ずしも同じではありません。 ご注意ください。

2011/03/04 追記

FIGHT WITH ARMS IN THE HAND

 より直訳に近いのは「その手に持った武器で戦え」です。

 STAND UP

 BRAVE MEN
 FIGHT WITH
 ARMS IN
 THE HAND
 THE FUTURE OF
 THE GLORY
 IS OBTAINED
 立ち上がれ

 勇者達よ
 武器を
 手に取って
 戦え
 栄光の
 未来を
 掴むために
13P目4コマ目
3つ並んだ広告ディスプレイのうち右端のものに表示された4文字

 画像が実在の映画『エイリアン』に似ている気がします。 これは映画の広告で、タイトルが『BITE』だということでしょうか。

 BITE  噛む
15P目1コマ目
 - 巨人女性B

 
HEY LOOK  ねぇ 見てよ
 - 巨人女性C

 HA HA HA WHAT'S THAT?  キャハハ 何アレ?
15P目2コマ目
 - 巨人女性B
 
 FUNNY  変なのー
 - 巨人女性C
 THAT'S FUN  おッかしー
15P目4コマ目
 - 巨人通行人 ( 不特定 )

2012/02/17 追記

AAAAA

 → 吹き出しの位置関係からして恐らくこれは、人間たちを指差している巨人の子供が発している声だと思われます。 既に歩ける年齢ではあるようですが、かなり幼く見えることから「喃語」(なんご=赤ん坊などが言語を獲得する前段階で発する意味のない言葉)のようなものという趣旨で表記されたセリフだと思われます。

 HEY HEY !!  おいおい!!
 - 巨人女性C

 HAVE THEY ESCAPED FROM SOMEWHERE?  アイツらどッかから逃げてきたのかしら?
 - 巨人通行人 ( 不特定 )

 HA HA HA WHAT'S THAT?  ははは 何だよアレ?
 - 巨人通行人 ( 子供? )
 AAAAA  あああああ
17P目1コマ目
 - 巨人通行人 ( 不特定 )

 何故かこのコマだけが、セリフ文字の写植角度ルールと異なります。

2011/03/04 追記

 これと似た例が0315話11P目1コマ目の2つ目のセリフに見られます。

 ただし、そちらでは吹き出しがヨコ長であることから、吹き出しの形状に合わせた例外ルールと捉えれば説明は付きます。

 それに対して、こちらのコマでは吹き出しがタテ長である以上そのような説明も難しく、結局こちらのコマに関しては写植ミスである可能性が高そうです。

 LOOK IT  アレ見ろよ

 HA HA HA  ははは
17P目5コマ目
オープンカフェの看板2つ

<注意>
 見出し以外の文字は縮小によってほとんど文字が潰れてしまっています。 そのため、勘に依存する度合いが大きくなっています。

 *の部分は解読(推測)が未完了です。

2012/01/31 追記

 「遂に」という感じですが、このコマに描かれたメニュー看板の「元ネタ」を発見しました。

 先日、久々に行った見直し作業において、(1)(b)の下2行である

 HERB TEA CHAMOMILE RED *****
 FLAVORED TEA STRAWBERRY *****

のうち残っていた「*」部分の判別を改めて試みたところ、それぞれ「ORANGE」(5文字ではなく6文字でした)及び「GRAPE」であるらしいことが分かりました。  ハーブティーに詳しくないので念のため(これが判別ミスではないことを確認する意味で)、その種類として「RED ORANGE」(レッド オレンジ)なるものが本当に存在するのかを検索によって調べたのですが、その過程で偶然にも、下記のお店のメニュー内容を収録したPDFファイルが引っ掛かりました。

 『株式会社スティルフーズ』が運営する『Ba-tsu』というバール(※)です。
 http://www.stillfoods.com/X/index.html
 ※バールイタリアのカフェのこと

 トップページ→「MENU」→「LUNCH MENU」と進むと、メニューのPDFファイルがいくつか公開されています。  各ファイルは相互に重複する所もありますが、その中でも「平日ランチメニュー」11.12Lunch_wd.pdf)というものが、このコマに描かれたメニューと符合する内容を最も多く含むため、正に「この」1ファイルが元ネタとされた可能性が大きいと思われます。

 もちろん完全に同一物というわけではなく、品目の組合せや列挙順序、その他サービス内容の紹介文句等の一部が素材として使われている程度のことです。 ただ、少なくともその限りにおいては、とても偶然とは思えないほどに特徴が合致していますので、これが元ネタであることについては、ほとんど疑いが無いと思われます。

 このPDFは全2ページで構成されていますが、1ページ目が右側の看板に、2ページ目が左側の看板に、それぞれ対応しているようです。

 このPDFを頼りに、今まで未解決だった、あるいは、確信度の低かった箇所の「答え合わせ」をしてみたところ、各備考欄に追記したとおりの結果となりました(比較の都合上、PDF内の小文字は大文字に置き換えて表記しています)。

 カフェの看板の文字については、今回の発見をもって「全て確定」したと言えます。

 ちなみに、上でご紹介した『Ba-tsu』というお店の場所は、東京都港区赤坂の『東京ミッドタウン』公式サイト / Wikipediaにあるそうです。 このことから、0323話16P目1コマ目(1)(a)に表示されていた

 TOKYO
 MIDTOWN

は、(バラバラに表示された単語ではなく)2行がまとまって1つの固有名詞を表したものであること、すなわち、正に上記の『東京ミッドタウン』が元ネタであることも、ここでよりハッキリしたと言うことができます。
 また、それを踏まえて改めて見ると、0324話10P目4コマ目に登場する

 CAPITAL MIDTOWN

と書かれた看板についても、「『東京ミッドタウン』の看板」をモデルにして描かれた可能性が非常に強くなってきます。  外観からして良く似ていますし、名称については「東京」→「首都」→「CAPITAL(キャピタル)」という連想に基づきモジったものだと考えられます。
 なお、「『東京ミッドタウン』の看板」の外観は、Wikipediaの掲載画像で確認できます。

2012/02/17 追記

 「11.12Lunch_wd.pdf」というPDFファイルは2012/01/20にその存在を確認していたものですが、その後「12.01Lunch_wd.pdf」というものに差し替えられたようです。 そこで再び確認したところ、両者の中身は一部が異なるだけで元ネタとして指摘できる箇所にも影響はありませんでした。 ただ、今後も時季に応じたファイル差し替えが行われることによって、いずれは元ネタが確認できなくなる可能性も考えられますのでご注意ください。

(1) 左の看板

 メニュー大見出し

 CAFE  カフェ
(a) 左上ブロック

 メニュー小見出し

 CAFE  カフェ


↑2012/01/31

 CAFE MACCHIATO(カフェマキアート)の可能性あり

2012/01/31 追記

 元ネタ発見のお陰で「AMERICANO」であると判明しました。
 自分の目でも改めて見直しましたが、そう聞いてから見れば確かにそれで納得のいく形状をした文字が多くを占めており、間違いないようです。

 CAFE AMERICANO
↑2012/01/31
 CAFE ********O
 カフェ アメリカーノ
↑2012/01/31

 確信度90%

2012/01/31 追記

 元ネタ発見により確定

 CAPPUCCINO  カプチーノ

 確信度60%

2012/01/31 追記

 元ネタ発見により確定

 CAFFE LATTE  カフェラッテ

 確信度90%

2012/01/31 追記

 元ネタ発見により確定

 ESPRESSO  エスプレッソ
(b) 左下ブロック

 メニュー小見出し

 TEA  お茶
 BLACK TEA DARJEELING EARL GRAY  紅茶 ダージリン アールグレイ(EARL GREY)

 確信度90%

2012/01/31 追記

 元ネタ発見により確定です。
 なお、「アールグレイ」を「EARL GRAY」と表記した箇所は元ネタのPDFファイルに対しては忠実ですが、本来の綴りは「EARL GREY」であることを一応指摘しておきます。



↑2012/01/31

 HERB TEA CHAMOMILE RED ORANGE
↑2012/01/31
 HERB TEA CHAMOMILE RED *****
 ハーブティー カモミール レッドオレンジ
↑2012/01/31

 最後はRED ZINGER(レッドジンガー)の可能性大

2012/01/31 追記

 先日、改めて判別を試みたところ「ORANGE」(良く見直したら5文字ではなく6文字でした)であると分かりました。
 その後、確認のつもりで「RED ORANGE」を検索したことが偶然にも元ネタの発見につながりました。



↑2012/01/31

 FLAVORED TEA STRAWBERRY GRAPE
↑2012/01/31
 FLAVORED TEA STRAWBERRY *****
 フレーバーティー ストロベリー グレープ
↑2012/01/31

 最後はAPPLE / LEMON / PEACHの可能性あり

2012/01/31 追記

 改めて判別を試み「GRAPE」であると分かりました。 その後発見した元ネタとも符合したため、確定です。

(c) 右ブロック

 メニュー小見出し

 SOFT DRINK  ソフトドリンク


↑2012/01/31

2010/08/22 追記

 確信度30%

2012/01/31 追記

 確信度が30%と低かっただけあり、やはり「PRUNE」(プルーン)という私の予想は間違いで、正しくは「ORANGE」(オレンジ)でした。

 ただ、このコマの文字数はどう見直してもやはり5文字しかないことから、更に良く見てみたところ、どうやら末尾の「E」が脱字して「ORANG」と写植されているらしいことが新たに分かりました(このことが判別をより困難なものにさせる原因ともなっていたようです)。

 ORANGE
↑2012/01/31
 PRUNE
 オレンジ
↑2012/01/31
 プルーン


↑2012/01/31

2010/08/22 追記

 確信度30%
 縮小の影響で紙面上かなり変形して見えているせいかも知れませんが、後半の5文字がどうしても「FRUTS」と書いてあるように見えます。 しかし、このつづりでは誤りになるので、「FRUIT」と解釈しました。

2012/01/31 追記

 どうしても「GRAPEFRUTS」に見えてしまうため便宜「GRAPEFRUIT」と解釈していましたが、元ネタでは「GRAPEFRUITS」となっていました。 どうやら、すぐ上の「ORANGE」での脱字に引き続き、こちらでは「I」が脱字して写植されていたものと思われます。

 なお、日本語では「グレープフルーツ」と常に複数形のような言い方をしますが、英語での表記は「GRAPEFRUIT」と単数形で構わないハズです。同じソフトドリンク欄の「ORANGE」や「MANGO」なども単数形ですし。

 GRAPEFRUITS
↑2012/01/31
 GRAPEFRUIT
 グレープフルーツ
2010/08/22 追記

 確信度30%

2012/01/31 追記

 元ネタ発見により確定

 CRANBERRY  クランベリー
2010/08/22 追記

 確信度90%

2012/01/31 追記

 元ネタ発見により確定

 MANGO  マンゴー
2010/08/22 追記

 確信度90%

2012/01/31 追記

 元ネタ発見により確定

 GUAVA  グァバ
2010/08/22 追記

 確信度60%

2012/01/31 追記

 元ネタ発見により確定

 TOMATO JUICE  トマトジュース


↑2012/01/31

 確信度90%60%

2010/10/03 追記

CUPA COLA

 確信度を下げました。
 0315話11P目1コマ目(3)の広告文字の存在を念頭に置きつつ良く見直したところ、「CUPA COLA」という記載である可能性も新たに見えてきました。 仮に「CUPA COLA」だったとして、この文字列が何を意味するのかは現時点では不明です。 ただ、作者である奥先生が実在の商品名をそのまま使うのを嫌ったなどの理由で、何かをモジった名称ではないかと想像することはできます。 私は個人的に「クッパ甲羅」(ゲームのマリオ関係)を連想してしまいました(笑)。 その他の可能性としては、英語の「cup」(カップ)の語源であるラテン語の「cupa」(樽)やイタリア語の形容詞「cupo」(暗黒の/色が濃い/陰気な)の女性単数形である「cupa」などが考えられます。 前者は明らかに飲み物と関連のある単語ですし、後者もコーラの黒色と少なからず関連があるように思えるからです。

2012/01/31 追記

 元ネタでは「COCA COLA」(コカ コーラ)でした(当たり前ですが)。 しかし、それを念頭に置いてもやはり最初の4文字は「CUPA」に見えます。 他のコマで明らかに「CUPA COLA」と大きく書かれた広告が登場していることを考えても、ここもやはり「CUPA COLA」なのだと思います。 おそらく商標に対する配慮等の理由から、「COCA COLA」の名称をそのまま使うことを意図的に避けた結果ではないかと思われます。

 CUPA COLA
 (元ネタでは「COCA COLA」)
↑2012/01/31
 COCA COLA
  または
 CUPA COLA(?)
 クパコーラ(?)
 (正確な読み方は不明)
↑2012/01/31
 コカコーラ
  または
 クパコーラ(?)

 確信度90%

2012/01/31 追記

 元ネタ発見により確定

 GINGER ALE  ジンジャーエール

 確信度90%

2012/01/31 追記

 元ネタ発見により確定

 MINERAL WATER  ミネラルウォーター
(2) 右の看板

 メニュー大見出し

 LUNCH  ランチ
(a)
 ALL LUNCH SET INCLUDES SALADA AND DRINK  全てのランチセットがサラダとドリンク付き

 メニュー大見出しの下の1行

2012/01/31 追記

 元ネタの文には「SALADA AND(サラダと)」の部分はありません。 多少アレンジが加えられた箇所として見ることができます。

(b)

 メニュー小見出し

 SET DRINK  セットドリンク


 
 FREE REFILL  おかわり自由  
 COFFEE ICED COFFEE  コーヒー アイスコーヒー  
 TEA ICED TEA  ティー アイスティー
2012/01/31 追記

 元ネタでは「ICE TEA」ではなく「D」付きの「ICED TEA」でした。 アイスコーヒーのほうは「ICED COFFEE」となっていたので一貫性に欠け妙だという気はしていたのですが、やはり「D」が脱字していたようです。 なお、「ICE TEA」という表記それ自体は誤りというわけではなく、一応どちらもあり得るようです。

(c)

 メニュー小見出し

 LUNCH BEER  ランチビール
(d)

 メニュー小見出し

 LUNCH DESSERT  ランチデザート
19P目6コマ目
 - 巨人カフェ客A



 
 THIS MEAL LOSES FLAVOR  この飯 もう味しねえな
 - 巨人カフェ客B

 I TIRED OF THIS TASTE...  俺 この味 飽きたよ・・・
19P目7コマ目
 - 巨人カフェ客B



 
 I DON'T NEED THIS  もう要らねえや
23P目
 - 巨人通行人 ( 不特定 )


 
 HERE THEY'RE HERE  ここに居るぞ ここに
24P目2コマ目
警官風巨人の胸元の5文字
 
 POLICE  警察
2012/01/22 セル追加

25P目1コマ目

 末尾の文字ほど(微妙に手前に位置しているお陰か)判別しやすいようです。

 末尾の6文字「ALHALL」は比較的しっかりと判別できますので、この建物が何かの「ホール(会館、公会堂)」であることは間違いないと思われます。

 5文字目の「T」は確信度60%です。

 4文字目は「I」よりは「S」に近いように見えます。また、3文字目はどうしても「C」には見えない一方、「Y」だと言われれば幾分納得のいく形状ですので、「RECITAL」より「CRYSTAL」のほうが可能性が高いと思われます。

 ちなみに、ネットで検索すると「クリスタルホール」という名の付いた実在のホールは結構あるようです。

 一応「RECITAL」も第二候補として薄いグレーの欄に掲げておくことにします。

 CRYSTALHALL  クリスタルホール
(CRYSTAL HALL)
 RECITALHALL  リサイタルホール
(RECITAL HALL)