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GANTZ(ガンツ)
第351話 美しき感情
巨人語の翻訳

2011/11/02

このページでは、『GANTZ』第351話「美しき感情」に登場した巨人語の翻訳を掲載しています。

対象 原文 備考
英訳 和訳
22P目(見開き右頁)
巨人女性の顔が映るスクリーンの右端の2行
判別不可  
   
23P目(見開き左頁) - 半裸巨人女性の映るスクリーンの下部分
(1) 右端の大きめの4文字

PECO

 詳細不明です。

 検索するとイギリスの鉄道模型メーカーがヒットします。

 左端の2行と関連があるのだとすれば、動物愛護団体の『PETA』をモジった可能性が一応考えられます。

 あるいは、菜食主義でも場合によっては口にできるということで「PECORINO」(ペコリーノ。イタリアの羊乳から造るチーズ)が関係したりするのかも知れません(一口に「菜食主義」と言っても色々レベルがあるようで、チーズの製造工程によっても話は変わってくるようです)。

 PECO  
(2) その左横の1行 判別不可  
   
(3) 左端の2行  原 文 

 英 訳 
 ALL ANIMALS HAVE THE SAME PARTS
 FOR A FREE VEG STARTER KIT, VISIT GOVEG.NET
 和 訳 
 全ての動物は(我々と)同じ体の部位を持っています
 無料のベジタリアン・スターターキットを手に入れるには、GOVEG.NETへのご訪問を
 備 考 

 0339話12P目(1)において既出です。そちらの備考欄もご覧ください。

 このコマではほとんどの文字がツブれており判別できないものの、所々判別できる文字や全体の文字数が一致することからして、0339話12P目(1)と同一文面と見てまず間違いありません。

 ところで、直前にフラ・ララダが思わず漏らした独り言にも表れているとおり、巨人にとって、玄野計と小島多恵が見せた涙の再会シーンは、「虫ケラ」にしかすぎない存在だったハズの人間が実は「自分たちと同じ」ように美しい感情を持った知的生物であるという新たな認識の、象徴となり得る1コマだったと言えます。

 そのようなことを踏まえると、いわゆる動物愛護の精神に根ざし動物も「自分たちと同じ」という論理で菜食主義を啓蒙する文面の巨人語が、他でもないこのコマの背景に再び用いられたことは、偶然にしては余りに絶妙で、隠れた演出の意図すら感じられてしまいます(笑)