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GANTZ(ガンツ)
第325話 展示された再会
巨人語の翻訳

2010/09/16 2012/02/23

このページでは、『GANTZ』第325話「展示された再会」に登場した巨人語の翻訳を掲載しています。

P表記はコミックス準拠です

YJ42号との照合のために当Webページを閲覧される方へ】

P(ページ番号)表記はコミックス第30巻を基準としています。YJ掲載時のカラー扉絵を01P目としてカウントした場合、コミックス第30巻に収録された分と比べ1ページ分のズレが生じることになります。そこで、扉絵は除外してカウントしていただくか、当Webページ内のP表記に「1」を加えることで、正しい情報としてご覧いただけます。

  • コミックス第30巻でご覧の方 → そのままで大丈夫です。
  • YJ42号でご覧の方 → P表記に「1」を加えて読み替えてください(例:03P目→04P目)。

対象 原文 備考
英訳 和訳
03P目(見開き左頁)
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ISETAN

 「I」に対応する文字が突出して大きいため、これが頭文字だと考えて良さそうです。

2012/02/17 挿入

 つまり、「ISETAN」の6文字だけで1つの単語として完結しているということですから、『伊勢丹』が元ネタであることは明らかだと言えます。

 数字の「9」は初登場です。

 一部が帽子の陰になってはいるものの、背景トーンによる邪魔もなく、数字としては今までで最もハッキリとその輪郭を確認できます。 特に、「5」を意味すると推測してきた「」に似た部品の形状がこれで確実に明らかとなりました。 そして、どうやら「9」の形状についても、既にこちらの「解読過程 数字」のページで行っていた推測と合致するように見えます。

2011/03/07 追記

 コミックスでは最初の2文字(「IS」)は裁ち切られています。

2012/02/17 追加

 したがって、元ネタが『伊勢丹』であることの確証は、YJにおいてのみ得られるということになります。

 ISETAN 9F  イセタン(伊勢丹) 9階
05P目
ページ右端中央

 
 RE
 BE
 不明
 不明
10P目1コマ目(見開き右頁) - 広告4つ
(1) 右から1つ目
2012/01/22 セル挿入

(a) 先頭の文字列

 (4)(a)備考欄をご参照のこと。

 CREATURE  クリーチャー(生き物、動物)
(b) 末尾の3文字  
 ZOO  動物園
(2)
2012/01/22 セル追加

右から2つ目

(a) 先頭の文字列

 (4)(a)備考欄をご参照のこと。

 CREATURE  クリーチャー(生き物、動物)
(b) 末尾の3文字

 (1)(b)のように直接は判別できませんが、広告が映り込んだ床のほうを見ると頭の「Z」が確認できます(床に映り込んでいるので、当然のことながら上下反転した状態です)。

 ZOO  動物園
(3)
2012/01/22 セル追加

右から3つ目


 詳細は12P目(1)13P目(1)等をご参照のこと。

 PRIMAL
  SCREEM
 原始の
  叫び(SCREAM)
(4)
2012/01/22 セル追加

右から4つ目

(a) 先頭の文字列

 末尾は隠れているので推測により補完しています。

 このコマの舞台は見た目からしても動物園なわけですが、広告末尾に巨人語で「ZOO(動物園)」と明記((1)(b)参照)までされている状況からして、ここは「CREATURE」であると見てまず間違いないハズです。

 右から1つ目と2つ目の広告も「CR」という2文字で始まっているのが見えますので、同様に「CREATURE」であろうと思われます。

 11P目1コマ目(見開き左頁)(1)のほうでもタテ長の広告については上記の広告とほぼ同じ画像・文面が流用されている印象を受けますので、1行目は全て「CREATURE」であろうと思われます。

 CREATURE  クリーチャー(生き物、動物)
(b) 末尾の3文字  
 ZOO  動物園
11P目1コマ目(見開き左頁)
(1)
2012/01/22 セル挿入

広告6つ(右から)

(a) 1つ目(タテ長)

 10P目1コマ目(見開き右頁)(1)等と同一と思われます。

(b) 2つ目(ヨコ長)

 12P目(1)13P目(1)等と同一と思われます。

(c) 3つ目(タテ長)

 10P目1コマ目(見開き右頁)(1)等と同一と思われます。

(d) 4つ目(タテ長)

 10P目1コマ目(見開き右頁)(1)等と同一と思われます。

(e) 5つ目(ヨコ長)

 12P目(1)13P目(1)等と同一と思われます。

(f) 6つ目(タテ長)

 10P目1コマ目(見開き右頁)(1)等と同一と思われます。

(2) カウンターの文字列4組(左から順に)


 
 INFORMATION
 TICKETS
 TICKETS
 AUDIO GUIDE
 インフォメーション
 チケット
 チケット
 音声ガイド
2012/01/22 セル追加

10P目2コマ目

(1)  カウンターの文字列

 11P目1コマ目(見開き左頁)(2)をご参照のこと。

(2) ベルトパーテーションのベルト部分

 文字が非常に小さいですが、文字数と区切り位置だけは何とか、原文欄のとおりであることが分かります。

 また、これと同一の物が描かれていると思われる10P目3コマ目(1)のほうでは3つ目の単語が比較的判別しやすく、特に2文字目と4文字目はそれぞれ「I」と「E」であると見てほぼ間違いと思われます。

 さらに、1文字の英単語といえば不定冠詞の「A」である可能性が高いですから、「**** A *I*E」までは埋まることになります。

 あとは、ベルトパーテーションの用途を考えることで、無理なく「MAKE A LINE」(列を作って並ぶ)であると推測することができます。

 MAKE A LINE  (一列に)お並びください
2012/01/22 セル追加

10P目3コマ目

(1) ベルトパーテーションのベルト部分

 10P目2コマ目(2)と同一の物が描かれていると思われます。

 文字数と区切り位置は10P目2コマ目(2)のほうで分かります。

 こちらのコマでは最後の単語の2文字目が「I」、4文字目が「E」であることが比較的容易に判別できます。

 詳細は10P目2コマ目(2)をご参照のこと。

 MAKE A LINE  (一列に)お並びください
(2) 透明パネル

 裏から見えている状態なので左右反転しています。

 文字が非常に小さいですが、左から3枚目のパネルで先頭の4文字「WELC」が、その1つ右のパネルで末尾の3文字「OME」が何とか確認できます。

 コマ右端付近に見える2枚も含め、各パネルの幅いっぱいに1回ずつ「WELCOME」と表示されているようです。

(a) 左から3枚目
 WELCOME  ようこそ
(b) 左から4枚目
 WELCOME  ようこそ
12P目(見開き右頁)
(1) 天井付近の巨大広告

 13P目(1)と同じと思われます。

(a) 左上の2行

SCREEM

 「SCREEM」は「SCREAM」の誤りだと思われます。

2011/03/07 追記

PRIMAL SCREEM

 もしくは、実在のバンド名『PRIMAL SCREAM』(プライマル・スクリーム)と被るのを意図的に避けておられるのかも知れません。

 PRIMAL
  SCREEM
 原始の
  叫び(SCREAM)
(b) その下の2行

 13P目(1)(b)のほうで確認可能です。

 FROM SPRING
  TILL SUMMER
 春から
  夏まで
2012/01/22 セル追加

(c) 右下の3行



 0326話03P目(3)をご参照のこと。

 ADULT ****
 YOUNG ***
 CHILD *** *
 0326話03P目(3)をご参照のこと。
(2)
2012/01/22 セル追加

扉の上部

 16P目1コマ目(1)をご参照のこと。

 ENTER  
13P目(見開き左頁)
(1) 天井付近の巨大広告

 12P目(1)と同じと思われます。

(a) 左上の2行

 「PRIMAL」の頭の「P」は12P目(1)(a)のほうで確認可能です。

 PRIMAL
  SCREEM
 原始の
  叫び(SCREAM)
(b) その下の2行
2012/01/22 追記

 「FROM」の頭の「FR」と「TILL」の頭の「T」は、0326話29P目(見開き左頁)のほうで確認可能です。

 FROM SPRING
  TILL SUMMER
 春から
  夏まで
2012/01/22 セル追加

(c) 右下の3行



 0326話03P目(3)をご参照のこと。

 ADULT ****
 YOUNG ***
 CHILD *** *
 0326話03P目(3)をご参照のこと。
(2)
2012/01/22 セル追加

扉の上部

 16P目1コマ目(1)をご参照のこと。

 ENTER  
16P目1コマ目
(1) 右上の5文字
2012/01/22 訂正

 最近、久しぶりに見直したところ2文字目の「N」を「A」とカン違いしていたことに気付きましたので、訂正します。 長いこと気付かないままで申し訳ありません。 どうやら、すぐ横に描かれていたオオアリクイのようなクリーチャーが目に入ったことで無意識に引っ張られてしまったようです。

2012/01/22 追記

ENTER

 → 動詞なので直訳してしまうと命令形で「(ここから)入れ」ということになりますが、要するに「入口」を表します。

↑2012/01/22
 ENTER  エンター(入口)
↑2012/01/22
 EATER
↑2012/01/22
 イーター
(2) 右下の解説板

 文字が左右反転しています。 透明ディスプレイ上の表示が裏から見えている状態だと思われます。 英訳欄は表(おもて)から見た場合のものです。

(a) 見出し

 2行目の2文字目はどうしても「A」(を左右反転したもの)に見えますが、もうしそうなら、恐らくGUIDE(ガイド)の誤りではないかと思われます。

2012/01/22 追記

 なお、「G」は25P目1コマ目(1)のほうでハッキリと確認できます。

 USERS
 GAIDE
 ユーザーズ
 ガイド(GUIDE)
2012/01/22 セル追加

(b) 本文

判別不可

 判別不可です。 ただし、25P目1コマ目(2)のほうで断片的に読み取ることができます。 なお、3段落目に4行目が存在することはこちらのコマでのみ分かります。

   
19P目      
2012/01/22 セル追加

25P目1コマ目
ユーザーズガイド

 16P目1コマ目(2)のユーザーズガイド(USERS GUIDE)プレートと同一と思われます(見出しの先頭文字である「U」と「G」が見えています)。

 16P目1コマ目(2)と同様、透明プレートの文字を裏から見ている状態のため文字が左右反転しています。

(1) 見出し

 16P目1コマ目(2)(a)では確認しづらかった「G」がこちらではハッキリと確認できます。

 USERS
 GAIDE
 ユーザーズ
 ガイド(GUIDE)
(2) 本文
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 3つの段落で構成され、それぞれ4行3行4行で表示されているようです。

 3段落目に4行目が存在することは、16P目1コマ目(2)(b)のほうで確認できます(ただし、そちらのコマでは本文が小さすぎて文字の判別まではできませんが)。

 また、3段落目1行目の「DE」が行末ではないこと(すなわち「DE」の後ろに見えている空白は単なる「余白」ではなく後続の単語との間に挟まれた「空白スペース」であること)も、16P目1コマ目(2)(b)のほうで確認できます。

 空白スペースで挟まれた「WO」(2段落目2行目)や「DE」(3段落目1行目)といった、英語とは考えにくい文字列が見られる点、及び、空白スペースで区切られた文字列ごとに調べていくと子音と母音が必ず交互に表れている点(3段落目2行目の「NB」は唯一の例外)から推測すると、これはどうやら、英語ではなく日本語の文を「わかち書き」した上でローマ字表記したもののように思われます。

 ***E
 BO*
  SE
 DAS
 
 *EN NI
  WO NO*
 ASI
 
 NA DE
 *UNBA
 E OTU
 不明

 (ある程度想像できそうなことについては、備考欄をご覧ください。)

 「わかち書きした日本語文をローマ字表記したものである」という上記の見方を前提にすると、例えば2段落目2行目の「WO」(を)は助詞であることが明らかですから、少なくとも「文節ごと」の区切り方は採られていないことが分かります。 さらに、3段落目3行目の「OTU」で始まる日本語を考えてみると、2chでもお馴染みの「乙」が無いわけではありませんが(笑)、「O」は接頭辞の「御(お)」と見てほとんど間違いありませんから、形態素のレベルにまでは分解しないルールであろうことが分かります。
 結論として、ここでのわかち書きは「単語ごと」の区切り方が採られていると考えられます。

 なお、念のため逆方向に読むことも試してはみましたが、やはり英語として解釈するには難があるようでした。

 0336話19P目2コマ目で登場するローマ字表記と同様、ヘボン式ではなく日本式であることが「SI」や「TU」という箇所から見て取れます。

 2段落目は明らかに「ASI」で終わっているように見えますが、そうだとすると、文末に句点は打たれていないようです。 これが巨人語におけるローマ字表記のルールなのかも知れません。

 最も肝心な「書かれている内容」については、残念ながら、断片的すぎて良く分かりません。
 一応の参考までに、動物園のユーザーズガイド(利用者案内/ご利用案内)であることを踏まえつつ想像できそうな例を挙げてみますと、

 ・「DAS」→「KUDASAI」(ください)
 ・「*UNBA」→「DYUNBAN」(順番)
 ・「OTU」→「OTURI」(お釣り)または「OTUKARESAMA DESITA」(お疲れさまでした)

 などが考えられます。

 上でも触れた2段落目3行目の「ASI」は、文末に位置することを考えると少々厄介です。
 「くださいまし」(末尾は「~MASI」)などは、動物園の利用客に向けた書き言葉としていかにも似つかわしくないですから、体言止めの文と見るほか無いように思えます。そうすると、例えば「大人のみ料金○○増し」(末尾は「~MASI」)などの文脈が考えられるでしょうか(あくまで想像です)。

 なお、そもそも何故ローマ字表記なのかという疑問に関しては、「巨人の世界が一種の多言語国家である」等の設定を描いた趣旨と見ることも一応はできるかも知れませんが、過去の背景中に現れた巨人語の傾向を踏まえると、作品設定上の深い意味は特に無く、単なる「遊び心」でそうなっているにすぎない気が、現時点ではしています。

 ただもちろん、「遊び心」であるにしても、そこに何らかの意図や動機があった可能性はあります。 そこでひょっとすると、これも想像にすぎないわけですが、日本でも街中で良く見掛ける「外国人(観光客)向け案内表示の類」を表現したもののようにも考えられます。

2012/01/22 セル追加

29P目1コマ目 - 広告

(1) 左上の2行

 既出です。

 詳細は12P目(1)(a)をご参照のこと。

 PRIMAL
  SCREEM
 原始の
  叫び(SCREAM)
(2) その下の2行

 既出です。

 詳細は13P目(1)(b)をご参照のこと。

 FROM SPRING
  TILL SUMMER
 春から
  夏まで
(3) 右下の3行

 中央の空白スペースより左側の3行については、0326話03P目(3)のほうで判別済みです。
 他方、右側の3行については、0326話03P目(3)のほうでは陰になって見えない箇所です。

 右側の3行を(YJではなく)コミックスの印刷で良く見ると、正確な文字数までは判別できませんが、「2行目が1行目より少し短いこと」、及び、「3行目末尾1字の手前に空白スペースが挿入されていること」が何となく確認できます。

 ADULT ****
 YOUNG ***
 CHILD *** *
 0326話03P目(3)をご参照のこと。